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プロファイリング [犯罪心理学]

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プロファイリングとは、犯罪捜査において、犯罪の性質や特徴から行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論することで、アメリカで開始された犯人像特定のための資料収集方法の一つです。

具体的には、犯行現場の検証や遺留物などを元に犯人像を割り出していく作業で、犯人の「身体的特徴」「性格」「癖や好み」などを、心理学の見地を含めて特定していきます。

プロファイリングは、20世紀に本格的に始まった比較的新しい捜査方法です。
これには、アメリカの社会背景が大きく関係しています。
アメリカでは第二次大戦後、常人には理解不能な猟奇的連続殺人が増える傾向にありました。

そのような犯人に迫る場合、ただ物的証拠を揃え、地道に地取り捜査をするという従来のやり方では追いつかなくなっていきました。
そこで、犯人像を明確にする手段として、プロファイリングは急速な発展を遂げることとなったのです。

現代社会において、猟奇殺人や動機不明の犯行は増加傾向にあります。
プロファイリングでは、このように、主に「理解不能な犯行」において、その手法が発揮されます。

但し、プロファイリングは、動かぬ証拠をもたらすものではありません。
あくまで捜査資料の提供が主な目的であり、それ以上のことまではできないものでもあります。

基本的な構造は、「こういう犯罪の犯人はこういう人間が多い」という統計学です。
この犯罪者のパターンを推論する事を「プロファイリング」と言い、推定する専門家を「プロファイラー」、推定された結果を通常「プロファイル」と言います。

犯罪前の準備(情報収集等)、犯罪中の行動(殺人方法等)、犯罪後の処理(死体の処理、逃走方法等)は、犯人の性格、個性にかなり関係すると考えられています。
これらを行動科学(心理学、社会学、文化人類学、精神医学)的に分析すれば、犯人の性別、人種、職業、年齢などの特徴をある程度推定でき、これらの推定を元に物的証拠やその他の情報とあわせて捜査すれば、闇雲に捜査員が広範囲に捜査するよりは効率的であるとされています。

プロファイリングというものは事件を解決するものではありません。
個人を特定するのではなく、確率論的に可能性が高い犯人像を示すものであり、捜査を効率的に進める支援ツールです。
なので当然、プロファイルに当てはまらない人間が犯人である事もあり得えます。

そのため、ドラマにあるような一人のプロファイラーが犯人を特定し逮捕するようなことは絶対にありません。

鑑識課の人物が調べてきたデータを元に大まかな犯罪者のイメージを推定して現場の捜査員に伝え、捜査員はその推定を参考情報として犯人を捜査・検挙します。

鑑識・情報管理・証拠調査・捜査・逮捕といった犯罪に関わる多くの過程における一部であって、一部マスコミやドラマで語られるような万能捜査員ではないことを頭にいれておいてください。




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タグ:心理学
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